失敗しない楽楽販売 設定方法|導入から運用までプロが伝授
「楽楽販売」は、多くの企業が業務効率化やペーパーレス化を目指して導入しているクラウド型の販売管理システムです。しかし、導入や初期設定・カスタマイズに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。本記事では、楽楽販売の設定を失敗なく進めるためのノウハウを、導入前の準備から初期設定、マスター管理、運用フロー設計、データ移行、運用開始後の改善策まで段階ごとに徹底解説します。取引先マスターや商品マスターの登録方法、ワークフローの作成、部門やユーザー権限の細やかな設定、帳票や伝票カスタマイズ、各種データインポート作業のポイントまで網羅し、帳票出力・メール通知・レポート出力の活用法も詳しくご紹介します。また、よくある設定ミス・トラブルの解決策やサポート活用法も解説。この記事を読めば、楽楽販売の設定に関する悩みや疑問が払拭され、業務に最適なシステム運用が実現できるでしょう。確かな設定手順と安心の運用を目指す方に最適なガイドです。
1. 楽楽販売とは何か概要を解説
楽楽販売は、株式会社ラクスが提供する業務プロセス・販売管理のクラウド型システムです。様々な業種や企業規模に対応し、見積書や注文書、請求書などの伝票管理、受発注業務、顧客管理、売上管理といったバックオフィス業務を、Web上で効率的かつ安全に一元管理できる点が特徴です。日本で広く導入されており、市場で著名なSaaS型販売管理システムの一つです。
1.1 楽楽販売の主な機能
楽楽販売には以下の主な機能が搭載されています。これらの機能を柔軟に組み合わせて各企業独自の運用フローを構築できます。
| 機能名 | 概要 |
|---|---|
| 伝票管理 | 見積書・注文書・請求書など各種伝票発行や承認フロー管理が可能 |
| マスター管理 | 顧客・商品・取引先などの基礎情報を一元管理、検索や集計も容易 |
| ワークフロー機能 | 承認ルートの設定や申請・承認状況の見える化 |
| 帳票出力・カスタマイズ | 会社独自の伝票フォーマットや帳票のレイアウト編集、PDF出力対応 |
| メール通知・連携 | ステータス更新時の自動通知や外部システム連携 |
| データ集計・レポート | 売上集計や分析レポートの作成・出力 |
| API連携 | ERP、会計システム、SFA、CRMなど他システムとのデータ連携 |
| アクセス権限管理 | 担当者ごとに細かな操作権限を設定し情報漏洩や誤操作を防止 |
1.2 楽楽販売の特徴と選ばれる理由
楽楽販売は、専門知識がない方でも比較的簡単に導入・設定ができる柔軟なカスタマイズ性と、中堅・中小企業を中心に評価されてきた「コストパフォーマンス」に優れています。また、クラウド型であるためインターネット環境さえあれば在宅・リモートワークにも対応でき、セキュリティも強化されています。
サブスクリプション(月額課金)モデルにより初期投資負担が低減でき、サポート体制も充実している点が多くの企業から支持される理由です。導入企業の事例や業界別の活用実績も豊富で、多様な業界の業務効率化を実現しています。
1.3 他社システムとの違い
楽楽販売は、自社に合わせた伝票レイアウトやワークフロー設計ができる自由度が強みです。例えば「販売管理システム freee」や「SMILE V 販売」など、他社の販売管理ソフトと比較した際にも、ノーコード/ローコードでの柔軟な設定や、業務部門のみで運用・改善を回せる利便性、拡張しやすいAPI連携などが差別化ポイントとして挙げられます。
これにより、現場で使いやすい運用フローを構築でき、業務の属人化を減らすとともに運用コスト削減が期待できます。
2. 楽楽販売を導入する前に確認すべきポイント
「楽楽販売」は、業務管理や販売管理の効率化を実現できるクラウド型システムですが、スムーズな導入と定着のためには、事前の準備やポイント整理が欠かせません。ここでは、失敗や手戻りを防ぎ、効果的な運用につなげるために確認しておくべき主要なポイントを詳しく解説します。
2.1 現状の業務課題と導入目的の整理
まず最初に、自社の現状の業務課題を洗い出し、楽楽販売を導入する明確な目的を整理することが重要です。例えば、伝票処理の遅延削減、情報共有の効率化、ペーパーレス化、各種帳票の自動化など、現場で感じている課題を部門ごとにリストアップしましょう。
| 主な業務課題 | 楽楽販売の導入目的例 |
|---|---|
| 伝票処理の手入力・二重入力が多い | 伝票処理の自動化・入力工数の削減 |
| 情報の最新版管理や共有が煩雑 | リアルタイムな情報一元管理 |
| 帳票出力や印刷業務の負担が大きい | 帳票作成・出力のクラウド化、省力化 |
| ワークフローの承認状況が見えにくい | ワークフローの可視化・承認プロセスの最適化 |
具体的な導入目的を明文化し、関係者と認識を共有しておくことで、設定段階や運用フェーズでの方向性のブレを防げます。
2.2 必要な機能やライセンスの選定
楽楽販売は、多彩なカスタマイズ性と豊富な機能を備えていますが、自社の業務フローに本当に必要な機能セットやプランを見極めることが大切です。導入後に「想定機能が使えなかった」「不要なオプションにコストがかかった」などの失敗を防ぐため、以下の点を十分に整理しましょう。
| 主な必要機能 | 利用シーン | オプション有無 |
|---|---|---|
| 伝票フォームのカスタマイズ | 自社専用の受発注・請求書の作成 | 標準機能 |
| 承認ワークフロー機能 | 申請・承認プロセスの電子化 | 標準機能 |
| データ連携(他システム連携) | 会計ソフトや販売管理システム連携 | オプション |
| メール通知・リマインダー | 申請時や承認完了時の自動連絡 | 標準機能 |
| 帳票PDF出力・カスタマイズ | 見積書や納品書のPDF出力 | 標準機能 |
必要な機能を洗い出した上で、最適なライセンス数やオプション追加を事前に検討することが費用対効果の最大化につながります。
また、導入前には以下の項目についても確認しましょう。
- データの移行規模や対象範囲(既存システムやExcel管理からのデータ移行方法)
- 運用・保守体制(誰が管理者となるか、サポート窓口との連携方法)
- セキュリティ要件やアクセス権限の明確化
これら事前準備を徹底することで、楽楽販売の価値を最大限に引き出せる導入・運用体制が整います。
3. 楽楽販売の初期設定の流れ
「楽楽販売」を効率的に運用開始するためには、初期設定の手順を順序立てて行うことが重要です。 ここでは、アカウントの登録からユーザー設定・権限管理までの具体的な流れを解説します。
3.1 アカウント登録と初期ログイン
楽楽販売の導入が決定したら、まずは管理者アカウントの登録を行います。 販売代理店や公式サイトから送付された「初期設定URL」もしくは招待メールのリンクにアクセスし、案内に従って管理者のメールアドレスや氏名、パスワードを設定します。 アカウント発行後、ログイン画面にアクセスしID・パスワードを入力して初回ログインを実施します。 また、初回のログイン時にはセキュリティ確認のため「二段階認証」や「認証コード」の設定が求められる場合がありますので、画面の指示に従って登録してください。
初回ログインチェックリスト
| 項目名 | 確認内容 | 対応状況 |
|---|---|---|
| アカウント登録 | 管理者メールアドレスで登録が完了しているか | 完了/未完了 |
| 初回ログイン | ID・パスワードで正常にログインできるか | 完了/未完了 |
| セキュリティ設定 | 二段階認証など初期セキュリティ設定が済んでいるか | 完了/未完了 |
3.2 基本情報や会社情報の入力
アカウント管理画面より、会社情報・基本設定を入力します。 会社名や住所、電話番号、担当者名、事業所コードなどの各種基本情報を正確に登録することで、帳票や請求書類のテンプレートに正しい内容が反映されます。 また、ロゴ画像のアップロードや、タイムゾーン・言語の設定もここで対応可能です。 入力内容に誤りがあると承認フローや帳票出力時の記載情報にズレが生まれるため、正確に入力することが大切です。
| 基本設定項目 | 概要 |
|---|---|
| 会社名 | 公式な法人名や屋号を登録 |
| 所在地・連絡先 | 郵便番号・住所・電話番号・FAX番号の登録 |
| 担当者情報 | システム管理者や主担当の氏名・メールアドレス |
| ロゴ画像 | 会社ロゴをアップロード(帳票などに反映可能) |
| タイムゾーン/言語 | 利用する拠点・業務に合わせて設定 |
3.3 部門・ユーザー設定と権限管理
システム管理画面の「ユーザー管理」「組織管理」メニューから、組織構成・部門およびユーザーの追加登録を行います。 部門を体系化することで、承認フローの経路設計や情報アクセス権限の制御が容易になります。 ユーザーごとに氏名・メールアドレス・所属部門・役職などを入力し、ログインIDとパスワードを発行します。
権限管理のポイント
- 「管理者」「一般ユーザー」「閲覧専用」など、役割ごとの権限テンプレートを作成
- 部門ごとやチーム単位で細かくアクセス権限を調整することで、情報漏洩リスクを低減
- 承認者や帳票作成者など特殊権限を持つユーザーを明示的に登録
| 権限種類 | 主な機能アクセス | 設定例 |
|---|---|---|
| 管理者 | 全機能利用・システム設定・ユーザー管理 | 情シス・総務責任者 |
| 登録・承認ユーザー | 伝票作成・承認依頼・申請処理 | 営業・経理・現場責任者 |
| 閲覧専用ユーザー | データ閲覧のみ、編集不可 | 経営層・監査役 |
各ユーザーには個別に初回ログイン用URLを送付し、パスワード設定を促しましょう。 また、部門編成やメンバー変更時は速やかに設定内容を見直すことが、セキュリティと運用効率を維持するうえで不可欠です。
4. マスター設定と運用フローの設計
楽楽販売の導入を成功させ、日々の業務を効率化するためには、事前のマスター設定と適切な運用フロー設計が必須となります。ここでの初期設定内容は、システム全体の使い勝手や、後々の拡張性・メンテナンス性に直結するため、慎重かつ丁寧に進める必要があります。
4.1 取引先マスターの登録方法
取引先マスターは、顧客や仕入先の情報を一元管理するための基礎データとなります。会社名、所在地、担当者、連絡先などの情報項目を整理し、自社の商流や実務に合わせたカスタマイズが重要です。正確な取引先情報の登録と定期的なメンテナンスが、見積・受注・請求等の各種業務フローの効率化に寄与します。
| 項目 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 会社名 | 顧客・仕入先の名称 | 略称・正式名称を統一 |
| 所属部署・担当者 | 主な取引担当者の登録 | 複数担当の場合は複数登録 |
| 所在地・連絡先 | 住所、電話番号、メールアドレスなど | 不備がないよう必ず確認 |
| 管理コード | 外部連携や重複防止のコード | システム間で一意に管理 |
4.2 商品・サービスマスターの設定
商品やサービスの登録は、請求書・伝票の自動作成や在庫管理、利益分析などの業務効率化に直結します。販売単価・仕入単価、税区分なども合わせて正しく設定しましょう。また、カタログ構成やジャンル分けも運用上重要です。
| 項目 | 推奨内容 | 運用上の留意点 |
|---|---|---|
| 商品コード | 管理しやすい規則性を付与 | 他システム連携時の整合性に注意 |
| 商品名(サービス名) | 略称や正式名称等も入力 | 類似商品名には備考欄に補足を推奨 |
| 単価情報 | 販売単価・原価・単位ごとに入力 | 税抜/税込表記の統一が必須 |
| 在庫・仕入先情報 | 在庫数・仕入単価・供給元の情報 | 誤登録は業務トラブルの原因になるため二重チェック |
4.3 ワークフローや承認ルートの構築
楽楽販売では見積・受発注・請求等、各種業務プロセスごとに柔軟なワークフロー設定が可能です。申請内容、承認者(役職別・部署別)、分岐条件(取引金額・特例など)、差戻し時の通知設定など、組織の運用ポリシーを反映したフローを設計することで、承認漏れや人的ミスのリスクを大幅に低減できます。
- 見積承認フロー:営業⇒課長⇒部長の順に承認
- 特別単価・特例対応時:審査部門や経理担当を追加承認ルートに設定
- 金額・取引条件による分岐:一定額以上は役員承認が必須、といった条件分岐が可能
加えて、承認ステータスの可視化や、承認漏れの自動通知(メール連携)、承認ログの保存などもシステム上で一元管理できます。効率的かつガバナンスの効いた運用を実現するためにも、現場担当者・管理者双方の意見を反映したフロー設計が推奨されます。
5. 伝票管理や帳票出力など主要機能の設定手順
楽楽販売の運用において中核となる「伝票管理機能」「帳票出力機能」は、日々の業務効率化やミス削減の肝となるため、正確かつ最適な設定が不可欠です。ここでは、伝票フォームのカスタマイズ、帳票・レポート出力設定、メール連携・通知設定の詳しい手順を解説します。
5.1 伝票フォームのカスタマイズ方法
伝票フォームは、各種取引情報の入力や検索・管理を効率化するために自社業務に合わせてカスタマイズすることが重要です。設定では下記のポイントを押さえましょう。
| 手順 | 内容 | 操作画面(例) |
|---|---|---|
| 1. 新規伝票フォーム作成 | 「フォーム管理」メニューから新規作成。用途別に分けることで管理が容易になります。 | 管理者メニュー > フォーム管理 |
| 2. 必須・任意項目の設定 | 業務上必要な項目を必須にし、不要項目や混同しやすいフィールドは非表示に。 | フォーム設計・項目設定画面 |
| 3. 入力制御・バリデーション設定 | 数値のみ・日付形式など入力ミス防止の制御ルールを慎重にセット。 | 詳細設定タブ |
| 4. 権限管理 | 各部門・ユーザーごとに閲覧・更新・削除権限を細かく調整。 | アクセス権限設定 |
伝票内容を自社のワークフローや帳票様式と照らし合わせてこまめに見直し、運用につまずきがないようにすることがポイントです。
5.2 帳票・レポート出力設定
帳票・レポート出力は、社内・取引先への提出や経営分析に不可欠です。楽楽販売では柔軟な帳票レイアウト設定が可能となっています。
- 帳票テンプレートの作成・編集
- 「帳票管理」から既存テンプレートのカスタマイズ、新規テンプレート作成が可能。
- レイアウトのカスタマイズはExcelライクな操作感で、会社のフォーマットや法令順守に合致するよう設計することが重要です。
- 差し込み印刷・出力条件設定
- 伝票項目と帳票出力項目の紐付け・条件設定を丁寧に行い、状況に応じた帳票出力を実現します。
- 「出力条件」を活用すれば、部門別・取引先別の出力や、承認ステータスごとの出力制御も可能です。
帳票データはPDF・Excel・CSV形式でエクスポートでき、紙帳票運用からクラウド中心の業務へシームレスに移行できる点も大きな利点です。
5.3 メール連携や通知設定の活用
伝票や帳票のステータス変化・承認状況のリアルタイム通知は、業務の遅延防止に直結します。楽楽販売では柔軟なメール連携・通知設定も可能です。
- 自動メール通知の設計
- 承認依頼・承認完了・差し戻しなど、タイミングごとに自動通知メールの送信設定を行います。
- メール文面もテンプレート編集で業務連絡・マナーに合った内容に調整可能。
- 関連情報の添付・リンク
- 伝票PDF・帳票ファイルを自動添付し、外部関係者ともスムーズに情報共有が可能。
- 外部メールサーバーとの連携や、APIを利用したほかツールとの連動も推奨されます。
これらの主要機能の設定を充分に活用することで「転記作業の削減」「ペーパーレス化」「業務の可視化とトレーサビリティ強化」が実現でき、楽楽販売のメリットを最大化できます。
6. データ移行と初期運用のポイント
楽楽販売の導入において、データ移行と初期運用はスムーズな業務開始を成功させるカギとなります。既存データの正確な移行や、システムが本来のパフォーマンスを発揮できる運用スタートの方法について詳しく解説します。
6.1 既存データのインポート方法
既存の顧客データや商品情報など、大量のデータを正確かつ効率的に楽楽販売へ取り込むことが重要です。事前にデータ整備を行うことで、移行ミスや後続業務のトラブルを防ぎましょう。
| 移行データ種別 | 主な手順 | 注意点 |
|---|---|---|
| 顧客・取引先マスター | テンプレートにデータを整形し、CSV一括インポート機能を利用 | 必須項目の未入力・重複チェック |
| 商品マスター | 現行システムからデータをエクスポートし、レイアウトを統一 | 単位や価格表記の統一。 |
| 過去伝票データ | 必要に応じてCSVによる部分移行または手動登録 | 新旧データの整合性を十分確認 |
インポート作業前には、入力ルール(フォーマット・必須項目・桁数など)を事前確認し、バックアップファイルを保管しておきましょう。公式マニュアルやサポート窓口の参考情報も活用すると、安全・確実なデータ移行が実施できます。
6.2 設定後の運用テスト・確認手順
データ移行と各種設定が完了したら、本番運用前に運用テスト(ユーザーテスト)を必ず実施しましょう。システム導入による業務フローの変化をいち早く検証し、現場でトラブルや混乱が発生しないように対策します。
| テスト項目 | 実施内容 | ポイント |
|---|---|---|
| データ連携テスト | 顧客・商品マスターや既存伝票が正しく表示・検索できるか確認 | 移行時の欠損や文字化けがないか |
| 権限・ロールテスト | 各ユーザー種別で適切な権限・閲覧制限がかかるか確認 | 誤操作/権限漏れの有無 |
| 帳票出力テスト | 見積書や納品書が正しく出力・印刷されるか確認 | レイアウト、データ反映、フォーマットの崩れ |
| 通知・メール連携テスト | アラートや通知が正しく配信されるかテスト | 通知漏れ・遅延・設定ミスの有無 |
運用テストは実際の現場スタッフを交えて行うことで、現場目線での本当に役立つ初期運用体制を作ることができます。また、テスト中に発見された不具合や改善点は早期にフィードバックし、設定の見直しを行うことが大切です。
以上のように、データ移行と初期運用段階での細かなチェックや準備を徹底することで、楽楽販売を安心・安全にスタートし、本来の生産性向上効果をすぐに実感することができるでしょう。
7. よくある失敗とその解決策
楽楽販売の設定作業においては、多くの企業で共通する失敗事例が散見されます。これらは導入や運用上のトラブルのみならず、業務効率化や社内の定着という観点でも大きな課題となりがちです。ここでは、失敗を未然に防ぐための具体的なチェック方法や実効性のある対応策について詳しく解説します。
7.1 設定ミスを防ぐチェックリスト
設定ミスは業務フローの混乱や運用停止といった事態につながりかねません。以下のチェックリストを参照することで、代表的なミスや抜け漏れを網羅的に防ぐことができます。
| 失敗例 | 原因 | 防止策 |
|---|---|---|
| ユーザー権限設定のミス | 部門・業務フローの整理不足や誤登録 | 事前に業務フローや承認ルートを明文化し、ダブルチェックを実施する |
| マスター連携・参照設定の漏れ | 関連マスター間のリレーション未設定 | 取引先・商品・プロジェクトマスターの参照関係を設定時にリスト化して確認 |
| 初期データのインポートミス | フォーマットの誤りや必須項目の抜け | インポート前にサンプルデータで試験運用し、フォーム整合性を確認 |
| 通知・メール連携設定の不備 | 配信先やタイミング設定が適切でない | テスト用ダミーユーザーで通知・メールの挙動をテストする |
| 帳票レイアウトの崩れ | 設定変更時のプレビュー未確認 | 変更ごとにPDF出力やプレビューで都度確認 |
各業務の責任者を巻き込んだチェック工程を必ず設け、二重三重の確認体制を構築しましょう。
7.2 困った時の問い合わせ・サポート活用術
トラブルや分からない点が生じた際には、自力で解決しようとせずに適切なサポート窓口へ迅速に相談することが重要です。楽楽販売には専門知識を持ったサポート担当者による問い合わせ対応や、豊富なFAQ・ナレッジベースが用意されています。
- 管理画面上部の「ヘルプ」や「サポート」メニューから直接、最新の操作マニュアルやFAQを閲覧可能
- メールフォーム・チャットサポートの利用時には「困っている内容」「発生タイミング」「エラー画面キャプチャ」などを詳細に伝えることで、解決までのスピードを上げられる
- 初期不具合や設定のトラブルは、サポートセンターへの問い合わせで多くの事例が蓄積されているため、よく似たケースの解決策が案内されやすい
- 運用開始後も、定期的に開催されている公式セミナーやユーザー会など各種研修コンテンツを積極的に活用するのがおすすめ
また、公式サポートサイトも活用することで、多くの疑問やトラブルシューティング集に迅速にたどり着くことができるでしょう。
「分からないことがあった場合にすぐ相談できる環境」を事前に社内で周知・定着させることも、スムーズな導入・運用に直結します。
8. 楽楽販売の設定後に役立つ運用改善のコツ
8.1 定期的な設定の見直し方法
楽楽販売の設定は一度行ったら終わりではありません。事業環境や自社の業務プロセスは日々変化するため、システム設定も定期的な見直しが重要です。特に、組織改編・事業の拡張・新サービスの追加などが発生した際には、マスター項目やワークフロー、権限設定が現状に合っているかを確認しましょう。
運用中も“ボトルネック”や“作業の手戻り”といった現場の声を反映し、伝票フォームや帳票レイアウト、通知設定など細かい点も定期的にチェックし、改善します。現場の業務担当者との定期的なフィードバックミーティングを設けることで、“使いにくさ”や“非効率な点”を把握しやすくなります。
| 見直しタイミング | 主なチェックポイント | 改善アクション例 |
|---|---|---|
| 四半期ごと | 帳票出力項目/権限設定の適正 | 不要な項目削除・権限見直し |
| 組織改編時 | 部門・ユーザー管理/承認フロー | 新組織へのユーザー再割当・承認ルート再設計 |
| 法改正・業務変更時 | 伝票フォーマット/通知内容 | 新項目追加・通知設定の修正 |
8.2 スタッフ教育とマニュアル整備のすすめ
システムを効果的に運用し続けるためには、操作方法や運用ルールをスタッフ全員が正しく理解し実践することが不可欠です。導入初期だけでなく、異動・新入社員受け入れや新機能追加のたびに、教育体制のアップデートを行いましょう。
理解度のばらつきを抑えるためにも、自社業務に合わせたオリジナルマニュアルや操作動画の作成が有効です。FAQの整備や全社共有の「社内ポータル」などもあわせて活用することで、いつでも正確な情報にアクセスでき、問い合わせ対応の負担軽減にもつながります。
| 教育・サポート施策 | 具体的な内容 | メリット |
|---|---|---|
| オリジナルマニュアル整備 | 自社業務に即した操作手順やエラーパターン記載 | 初心者でも迷わず業務遂行可能 |
| 定期研修・操作勉強会 | 新機能や設定変更ごとに社内勉強会開催 | 運用ミスや設定トラブルの早期発見につながる |
| 問い合わせ窓口の明確化 | 操作に関する質問・技術サポート体制の案内 | 自己解決率向上・業務停滞の予防 |
これらの運用改善を継続することで、楽楽販売の効果を最大化し、業務の効率化や情報の一元管理を着実に実現できます。設定後も「活用し続ける仕組みづくり」を徹底することが重要です。
9. まとめ
楽楽販売の設定は、システムを最大限に活用し効率的な業務運用を実現するための第一歩です。本記事で解説した通り、事前に現状の業務課題や導入目的をしっかり整理し、必要な機能やライセンスの選定を行うことがトラブルの防止や導入効果の最大化につながります。初期設定ではアカウント登録、基本情報入力、部門やユーザーごとの権限管理といった基本作業を丁寧に進めることが、運用開始後の安定性を左右します。さらに、取引先マスターや商品・サービスマスターの設定、ワークフローの構築など、業務フローに沿った詳細な設計・設定も不可欠です。
伝票管理や帳票出力、メール通知設定といった主要機能の活用には、それぞれ適切なカスタマイズが重要です。また、既存データのインポートや運用テストなど、移行フェーズでもチェックを怠らないことで、トラブルを未然に防ぐことができます。初めて楽楽販売を導入・設定する場合でも、本記事で紹介した失敗しやすいポイントやチェックリストを活用することで、設定ミスや導入時の混乱を減らすことができます。困った時には、株式会社ラクスの公式サポートや、FAQ・問い合わせ窓口を積極的に活用しましょう。
さらに、運用開始後も継続的な設定の見直し、スタッフへの定期的な教育、マニュアル整備の推進は、システムのパフォーマンス向上や担当者のスキルアップにつながります。これらの取組みが、結果として楽楽販売の設定に関する失敗リスクの低減と、業務効率化、さらなる業績向上の実現に結びつくと言えるでしょう。今後も本記事を参考に、最適な初期設定と運用改善を進めていくことをおすすめします。
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