KING OF TIME 給与とは?料金・機能・導入メリットをわかりやすく解説
KING OF TIME 給与は、勤怠管理サービス「KING OF TIME」と連携し、毎月の給与計算を効率化したい企業に向くクラウド型の給与計算サービスです。この記事では、料金の仕組みや初期費用・追加料金の確認ポイント、給与・賞与計算、勤怠データの連携、社会保険料・税金の計算、給与明細のWeb配信、振込用データの作成など、導入前に知っておきたい機能をわかりやすく解説します。結論として、勤怠情報を給与計算へ転記する手間や入力ミスを減らし、給与業務を一元化したい企業に適しています。一方で、複雑な給与体系や既存システムとの連携、年末調整への対応範囲は企業ごとに確認が必要です。導入メリットだけでなく、注意点、向いている企業、導入手順、無料トライアルやサポートの確認方法まで紹介するため、自社に合うサービスかを総合的に判断できます。なお、料金や対応機能は変更される場合があるため、契約前には公式サイトの最新情報を確認しましょう。
1. KING OF TIME 給与とは
KING OF TIME 給与は、クラウド上で給与計算に関する業務を行える給与計算システムです。従業員情報や勤務実績などのデータをもとに、毎月の給与計算や給与明細の発行といった業務を効率化できます。
勤怠管理をはじめとする人事・労務関連のサービスを提供する「KING OF TIME」シリーズのサービスの一つであり、給与計算に必要な情報を一元管理しやすい点が特徴です。サービスの詳細は、KING OF TIME公式サイトで確認できます。
1.1 クラウド型の給与計算システム
KING OF TIME 給与は、パソコンなどのインターネットに接続できる端末から利用するクラウド型の給与計算システムです。自社で給与計算用のサーバーを用意したり、ソフトウェアを利用する端末ごとにインストールしたりする必要がありません。
給与計算に必要な従業員情報や支給・控除項目などをシステム上で管理し、設定した条件に基づいて給与計算を行います。給与担当者は、給与計算のために複数のファイルや表計算ソフトを確認する作業を減らし、同じ情報を複数の場所へ入力する手間を抑えられます。
また、クラウド型のため、社内の給与担当者だけでなく、権限を付与された管理者や従業員も、それぞれの業務に必要な情報へアクセスできます。利用にあたっては、インターネット環境やアカウントごとの権限設定、社内の情報管理ルールを確認することが重要です。
1.2 勤怠管理と給与計算を連携できるサービス
KING OF TIME 給与の大きな特徴は、KING OF TIMEの勤怠管理サービスと給与計算に必要な勤務データを連携できる点です。勤怠管理側で集計した労働時間、残業時間、欠勤日数などの情報を給与計算に利用することで、給与担当者が勤怠データを手作業で転記する工程を減らせます。
給与計算では、出勤日数や労働時間だけでなく、時間外労働、休日労働、深夜労働などの勤務実績が支給額に影響する場合があります。勤怠管理と給与計算を連携すれば、給与計算の基礎となる勤務実績を一つの流れで扱いやすくなります。
ただし、連携したデータが自社の給与規程や計算方法に合っているとは限りません。締め日・支給日、割増賃金の扱い、遅刻や欠勤の控除方法などを事前に整理し、導入後は計算結果を確認する運用が必要です。
1.3 給与計算に必要な主な機能
KING OF TIME 給与では、給与計算を中心に、給与業務で発生する複数の作業をシステム上で管理します。主な業務と扱う情報は次のとおりです。
| 業務 | 扱う主な情報・内容 |
|---|---|
| 給与計算 | 基本給、各種手当、時間外労働などの支給項目や、税金・社会保険料などの控除項目を反映した給与額の計算 |
| 賞与計算 | 賞与に関する支給額や控除額の計算 |
| 勤怠データの利用 | 勤務日数、労働時間、残業時間、欠勤などの勤怠情報の給与計算への反映 |
| 給与明細の管理 | 計算した給与の内訳を従業員が確認できる給与明細の作成・配付 |
| 税・社会保険関連の計算 | 給与計算に伴う所得税や社会保険料などの控除額の計算 |
給与計算システムを選ぶ際は、搭載されている機能だけでなく、自社の雇用形態、給与規程、締め支払いの運用に対応できるかを確認する必要があります。正社員、パート・アルバイト、時給制従業員などで計算方法が異なる場合は、実際の給与データを使って計算結果を確認することが大切です。
KING OF TIME 給与は、勤怠管理で蓄積した勤務実績を給与計算につなげ、給与業務をクラウド上で管理したい企業に適したサービスです。勤怠管理と給与計算を別々に行っている企業や、給与計算におけるデータ入力・確認作業を見直したい企業が検討しやすい選択肢といえます。
2. KING OF TIME 給与の料金
KING OF TIME 給与は、従業員数に応じて月額料金が決まるクラウド型の給与計算サービスです。料金は利用する従業員1人あたりで計算されるため、導入前に給与計算の対象となる人数を確認しておく必要があります。
KING OF TIME 給与の料金は、1人あたり月額300円(税別)です。最新の料金や提供条件は変更される可能性があるため、契約前にはKING OF TIMEの公式料金ページで確認してください。
2.1 月額料金の仕組み
KING OF TIME 給与の月額料金は、給与計算を利用する従業員数に応じて算出されます。基本的には、1人あたりの月額料金に利用人数を掛けて計算します。
| 項目 | 料金・内容 |
|---|---|
| KING OF TIME 給与 | 1人あたり月額300円(税別) |
| 料金の計算方法 | 1人あたりの月額料金×利用人数 |
| 料金体系 | クラウドサービスの月額制 |
たとえば、給与計算の対象者が10人の場合、KING OF TIME 給与の月額料金は3,000円(税別)が目安になります。20人の場合は6,000円(税別)となります。
| 給与計算の対象人数 | 月額料金の目安(税別) |
|---|---|
| 10人 | 3,000円 |
| 20人 | 6,000円 |
| 50人 | 15,000円 |
| 100人 | 30,000円 |
上記は1人あたり月額300円で計算した料金例です。実際の請求額は、契約内容や利用人数の数え方によって異なる場合があるため、申し込み前に公式サイトの料金条件を確認しましょう。
勤怠管理もKING OF TIMEで利用する場合は、給与計算とは別に勤怠管理の利用料金が発生します。勤怠管理と給与計算を連携して使いたい企業は、利用するサービスの組み合わせをもとに総額を確認することが大切です。
2.2 初期費用と追加料金
KING OF TIME 給与は、一般的なパッケージ型の給与計算ソフトのように、ソフトウェアを買い切るのではなく、月額料金で利用するサービスです。初期費用や月額料金のほかに、自社の運用に必要な費用が発生するかを確認してから契約します。
公式の料金案内では、KING OF TIMEの各サービスについて初期費用0円と案内されています。ただし、給与計算の対象人数が増えた場合は、利用人数に応じて月額料金も変わります。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 初期費用 | 導入時に初期費用がかかるか |
| 月額料金 | 給与計算を利用する人数に応じた料金 |
| 複数サービスの利用 | 勤怠管理などを追加した場合の合計料金 |
| オプションや個別対応 | 契約内容によって別途費用が発生するか |
| 導入支援 | 初期設定やデータ移行を依頼する場合の費用 |
特に注意したいのは、KING OF TIME 給与だけを利用する場合と、KING OF TIME 勤怠などを組み合わせて利用する場合では、月額の総額が異なる点です。勤怠データの自動連携を利用したい場合は、給与計算サービスだけでなく、連携元となるサービスの契約料金も含めて比較しましょう。
また、従業員情報の登録、給与規定の設定、既存システムからのデータ移行などを自社で行わず、外部に依頼する場合は、別途作業費用が必要になることがあります。具体的な費用は契約内容によって異なるため、必要な支援の範囲を整理したうえで確認することが重要です。
2.3 無料トライアルの有無
KING OF TIMEには、導入前にサービスを試せる無料トライアルが用意されています。給与計算の操作性だけでなく、従業員情報の登録、給与項目の設定、勤怠データとの連携などを確認できます。
無料トライアルの期間は30日間です。トライアルの対象サービスや利用条件は変更される場合があるため、申し込み前にKING OF TIME公式サイトの無料体験案内で最新情報を確認してください。
無料トライアルでは、実際の給与計算に近い条件を設定して操作することが大切です。たとえば、次のような内容を事前に試しておくと、導入後の認識違いを防ぎやすくなります。
- 従業員情報や給与情報を登録できるか
- 基本給、手当、控除などの給与項目を設定できるか
- 勤怠データを給与計算に反映できるか
- 給与計算結果を担当者が確認しやすいか
- 給与明細を従業員へWeb配信できるか
- 自社の締め日や支給日に合わせて運用できるか
無料トライアル中に本番運用と同じ計算条件を設定しておけば、給与計算の結果や業務フローを確認できます。給与担当者だけでなく、勤怠管理の担当者や従業員への明細公開を担当する管理者も操作を試しておくと、導入後の教育負担を抑えられます。
2.4 料金を確認するときの注意点
KING OF TIME 給与の料金を確認するときは、表示されている1人あたりの単価だけでなく、実際に利用する人数やサービスの範囲を確認しましょう。
| 注意点 | 確認するポイント |
|---|---|
| 利用人数 | 給与計算の対象者を何人として数えるのか |
| 料金の税区分 | 表示価格が税別か税込か |
| 利用サービス | 給与だけでなく勤怠管理なども契約するか |
| 従業員数の増減 | 入社・退社によって請求額がどう変わるか |
| 契約・解約条件 | 契約期間、解約方法、利用停止の締め日など |
| サポートの範囲 | 標準サポートに含まれる内容と個別支援の扱い |
給与計算の対象人数が毎月変わる企業は、従業員数の変動が請求額にどのように反映されるかを確認しておくと安心です。また、正社員、パート、アルバイトなど雇用形態が複数ある場合は、全員を料金計算の対象にするのか、利用者として登録する範囲をどう定めるのかを確認しましょう。
勤怠管理と給与計算を連携する場合は、KING OF TIME 給与の料金だけで導入効果を判断するのではなく、勤怠管理を含めた総額で比較する必要があります。現在利用している給与ソフトや人事労務システムがある場合は、乗り換え後の月額料金だけでなく、データ移行や設定にかかる作業負担も含めて検討しましょう。
料金と機能の対応関係を詳しく確認したい場合は、KING OF TIME公式の機能一覧も確認すると、自社に必要なサービスが整理しやすくなります。
3. KING OF TIME 給与の主な機能
KING OF TIME 給与は、毎月の給与計算から賞与計算、給与明細の配信まで、給与業務に必要な処理をクラウド上で行える給与計算システムです。従業員情報や勤怠情報を登録・連携することで、給与担当者が行う集計や転記の作業を効率化できます。
| 機能 | 主な内容 |
|---|---|
| 給与計算・賞与計算 | 基本給、各種手当、控除額などを設定し、毎月の給与や賞与を計算します。 |
| 勤怠データの連携 | KING OF TIME 勤怠管理の勤務時間や残業時間などを給与計算に反映できます。 |
| 年末調整への対応 | 年末調整に関する情報を給与計算へ反映し、年末の給与処理に対応します。 |
| 給与明細のWeb配信 | 給与明細をWeb上で従業員へ公開し、パソコンやスマートフォンから確認できるようにします。 |
| 社会保険料・税金の計算 | 社会保険料や雇用保険料、所得税などの控除額を給与計算に反映します。 |
| 振込用データの作成 | 給与振込に使用するデータを作成し、振込業務に必要な処理を支援します。 |
3.1 給与計算と賞与計算
KING OF TIME 給与では、従業員ごとの基本給や各種手当、時間外勤務に対する手当などの支給項目を設定し、毎月の給与を計算できます。健康保険料や厚生年金保険料、雇用保険料、所得税などの控除項目も設定できるため、支給額と控除額を反映した差引支給額を算出できます。
給与とは別に賞与の支給条件を設定し、賞与計算を行うことも可能です。給与と賞与で異なる支給項目や控除項目を管理できるため、通常の給与計算と賞与支給を分けて処理できます。
3.2 勤怠データの自動連携
KING OF TIME 勤怠管理を利用している場合、出勤日数、労働時間、残業時間、深夜労働時間、休日労働時間などの勤怠情報を給与計算へ連携できます。給与担当者が勤怠管理画面の数値を確認しながら、給与計算画面へ転記する作業を減らせます。
連携した勤怠データは、設定された給与項目に反映して計算します。勤怠情報と給与計算を同じサービス内で扱えるため、給与計算に使用する勤務実績を確認しやすい点が特徴です。実際の運用では、締め日や支給日、割増賃金の設定が自社の給与規程と合っているかを確認する必要があります。
3.3 年末調整への対応
KING OF TIME 給与では、年末調整に関する情報を給与計算へ反映し、年末の給与処理に対応できます。従業員から提出された扶養親族や保険料控除などの情報をもとに年末調整を行い、所得税の過不足を精算します。
年末調整後は、還付額や追加徴収額を給与へ反映します。従業員への申告依頼や必要書類の回収方法など、年末調整の具体的な対応範囲は、契約しているサービスや利用する機能によって異なる場合があるため、KING OF TIME公式サイトで最新の仕様を確認してください。
3.4 給与明細のWeb配信
計算した給与や賞与の明細は、紙に印刷して配布するだけでなく、Web給与明細として従業員へ配信できます。従業員は公開された給与明細を、パソコンやスマートフォンなどのWebブラウザから確認できます。
給与明細には、支給項目、控除項目、勤怠項目、差引支給額などを表示できます。給与明細の印刷や封入、手渡しといった配布作業をオンラインで完結できるため、従業員が離れた場所で勤務している場合にも利用しやすい機能です。
3.5 社会保険料と税金の計算
給与計算では、健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、所得税などの控除額を正しく反映する必要があります。KING OF TIME 給与では、従業員情報や給与情報、各種料率などの設定に基づいて、支給額から社会保険料や税金を計算します。
毎月の給与計算に加えて、標準報酬月額の変更や社会保険料率の改定、従業員の入社・退職などが発生した場合は、登録情報を見直すことが大切です。給与計算を行う前に、従業員区分や扶養情報、社会保険の加入状況が最新の状態になっているか確認する必要があります。
3.6 振込用データの作成
KING OF TIME 給与では、計算した給与や賞与の支給額をもとに、金融機関への振込に使用するデータを作成できます。従業員ごとの振込先口座や支給額を確認しながら、給与支払いに必要な振込処理を進められます。
振込用データを利用する場合は、従業員の銀行名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義などの登録内容に誤りがないか確認します。給与計算後に支給額と振込先情報を確認してから金融機関側で処理することで、振込金額や口座情報の誤りを防ぎやすくなります。
4. KING OF TIME 給与を導入するメリット
KING OF TIME 給与を導入すると、毎月の給与計算にかかる業務負担を軽減し、勤怠情報から給与支給までの流れを効率化できます。特に、勤怠管理と給与計算を別々の方法で行っている企業では、データ入力や確認作業の見直しにつながります。
また、給与明細の電子化やクラウド利用にも対応できるため、給与計算担当者だけでなく、従業員にとっても利便性の向上が期待できます。
4.1 給与計算の作業時間を削減できる
給与計算では、従業員情報の確認、勤務時間の集計、手当や控除の反映、計算結果の確認など、多くの作業が発生します。KING OF TIME 給与を利用すれば、給与計算に必要な情報をシステム上で管理できるため、表計算ソフトへの入力や複数の資料を照合する作業を減らせます。
毎月の給与計算を一定の手順で進めやすくなることもメリットです。担当者が行っていた作業を標準化しやすく、給与計算業務が特定の担当者に集中する属人化の防止にも役立ちます。
さらに、定期的に発生する給与計算では、一度設定した従業員情報や給与規定を繰り返し活用できます。給与計算に必要な情報を一元管理することで、毎月の集計・入力・確認にかかる時間を抑えやすくなります。
4.2 勤怠情報の転記ミスを防げる
勤怠管理と給与計算を別のシステムや表計算ソフトで行っている場合、勤務時間や残業時間、欠勤日数などを手作業で転記する必要があります。転記作業では、入力漏れや入力先の間違い、集計期間のずれなどが起こる可能性があります。
KING OF TIMEの勤怠管理と給与計算を連携すれば、勤怠情報を給与計算に活用しやすくなります。勤怠データを手入力する工程を減らせるため、入力ミスの防止や給与計算前の確認作業の効率化につながります。
| 業務上の課題 | 導入後に期待できる効果 |
|---|---|
| 勤怠データを給与計算用に転記している | データ連携によって手入力の工程を減らせる |
| 残業時間や欠勤日数を複数の資料で確認している | 勤怠情報を確認する作業を効率化しやすい |
| 給与計算の担当者によって手順が異なる | 計算業務の手順を標準化しやすい |
ただし、連携後の計算結果が自社の給与規定と合っているかは、導入時に確認が必要です。特に、固定残業代や複数の手当、特殊な勤務形態がある場合は、実際の運用に合わせて設定内容を確認しましょう。
4.3 給与明細をペーパーレス化できる
給与明細を紙で配布している企業では、明細の印刷、封入、配布、保管といった作業が発生します。KING OF TIME 給与で給与明細をWeb配信すれば、紙の印刷や配布にかかる事務作業を削減しやすくなります。
従業員は、紙の給与明細を受け取らなくても、インターネットに接続できる環境から給与情報を確認できます。営業職や店舗勤務、テレワークなど、勤務場所が異なる従業員への明細配布にも適しています。
給与明細の電子化は、紙や印刷にかかるコストの削減だけでなく、配布漏れや紛失の防止にもつながります。給与明細の配布業務をデジタル化することで、人事・給与担当者と従業員の双方が確認しやすい環境を整えられます。
なお、給与明細をWeb配信する場合は、従業員への利用方法の案内や閲覧環境の確認が必要です。パスワードの管理方法や問い合わせ窓口も、あらかじめ社内で決めておくとスムーズです。
4.4 法改正に対応しやすい
給与計算では、所得税や社会保険料などの計算に関わる制度変更が発生することがあります。手作業や表計算ソフトを中心に給与計算を行っている場合、計算式や料率の見直しを担当者が行わなければならず、対応漏れのリスクがあります。
クラウド型の給与計算システムでは、サービス提供会社による制度変更や計算仕様の更新が行われるため、法改正時の対応負担を抑えやすくなります。自社で計算式を一から修正するケースと比べて、給与計算担当者が情報収集や設定変更に費やす時間を減らせる可能性があります。
ただし、法改正への対応が自動的にすべて完了するとは限りません。企業ごとの給与規定や従業員情報に関する設定、適用開始月などは、自社の状況に応じて確認する必要があります。制度変更の際は、システムの更新内容と自社の給与計算結果を照合する運用が重要です。
4.5 クラウドで場所を問わず利用できる
KING OF TIME 給与はクラウド型のサービスであるため、インターネット環境を利用して給与計算業務を行えます。給与計算のために特定のパソコンへ出社したり、社内サーバーへ接続したりする必要性を減らせる点がメリットです。
人事・給与担当者がオフィス以外の場所で業務を行う場合でも、適切な利用権限とセキュリティ対策を整えれば、給与計算や承認作業を進めやすくなります。テレワークを導入している企業や、複数の拠点を持つ企業にも適しています。
また、給与計算に関するデータをクラウド上で管理することで、担当者間で情報を共有しやすくなります。紙の資料や特定のパソコンに依存する業務から移行し、給与計算の進捗確認や引き継ぎを行いやすくする効果も期待できます。
一方で、給与情報は個人情報を含むため、利用者ごとの権限設定やパスワード管理を適切に行うことが大切です。場所を問わず利用できる利便性と、給与データを安全に扱うための社内ルールを両立させることが、クラウド導入の効果を高めるポイントです。
5. KING OF TIME 給与のデメリットと注意点
KING OF TIME 給与は、給与計算業務の効率化を目指せるクラウド型サービスです。一方で、導入するだけですべての給与業務が自動化されるわけではありません。自社の給与規定や勤務形態、既存の業務フローに合うかを確認したうえで導入することが大切です。
5.1 導入前に業務フローを整理する必要がある
給与計算では、従業員情報や勤怠データだけでなく、締め日と支払日、勤務区分、残業時間の集計方法、各種手当、控除項目など、複数の条件を設定します。そのため、現在の業務フローを整理しないまま導入を進めると、設定内容の漏れや運用開始後の修正が発生する可能性があります。
特に、紙の申請書や表計算ソフトで管理している情報がある場合は、どの情報をKING OF TIME 給与へ登録し、どの業務を既存の方法で継続するのかを事前に決めておく必要があります。給与計算の担当者だけでなく、勤怠管理や人事情報の管理に関わる担当者も含めて、業務の流れを確認しておきましょう。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 給与計算の締め | 勤怠の締め日、給与計算を行う日、支払日が自社の運用と合っているか |
| 勤務時間の集計 | 所定労働時間、残業時間、深夜勤務、休日勤務などの集計方法をどのように設定するか |
| 申請と承認 | 残業や休暇などの申請・承認が、給与計算まで正しく反映される運用になっているか |
| 従業員情報 | 入社・退社、異動、昇給、扶養親族などの情報を誰がいつ更新するか |
| 確認と修正 | 計算結果を確認する担当者と、誤りが見つかった場合の修正手順を決めているか |
導入後の混乱を抑えるには、実際の給与計算を開始する前に、過去の給与データや想定される勤務パターンを使ってテストを行うことが重要です。本番運用の前に、既存の計算結果とシステム上の計算結果を比較しておくことが大切です。
5.2 複雑な給与体系では確認が必要になる
企業によっては、基本給だけでなく、役職手当、資格手当、住宅手当、家族手当、インセンティブ、日割り計算など、さまざまな給与項目を設定しています。従業員区分や勤務地、雇用形態によって支給条件が異なる場合は、登録した設定が自社の給与規定を正しく表現できるかを確認しなければなりません。
また、月給制、時給制、日給制などの給与形態が混在している企業や、変形労働時間制、フレックスタイム制、シフト勤務を採用している企業では、勤怠の集計結果が給与計算へどのように反映されるかを事前に確認する必要があります。
次のような運用がある場合は、標準的な設定だけで対応できるとは限らないため、契約前または初期設定の段階で確認しましょう。
- 雇用形態や職種ごとに給与計算のルールが異なる
- 手当の支給条件が従業員ごとに異なる
- 遅刻や早退、欠勤による控除方法が独自に定められている
- 歩合給や業績連動型の給与を採用している
- 複数の事業所や給与締め日を運用している
- 給与計算後に特定の担当者による確認や承認が必要になる
システムで計算できるかどうかだけでなく、給与規定と実際の計算結果が一致するかを確認することが重要です。設定で対応できない業務を無理に合わせると、給与担当者の手作業が増え、かえって確認負担が大きくなることがあります。
導入前には、自社の給与規定、賃金台帳、就業規則、勤怠の集計ルールを整理し、必要な給与項目や計算条件を一覧化しておくと、初期設定を進めやすくなります。複雑な給与体系を採用している企業ほど、実際の従業員データを想定した検証を行ってから利用を開始しましょう。
5.3 既存システムとの連携可否を確認する
KING OF TIME 給与を導入する場合は、勤怠管理だけでなく、人事情報、会計、給与振込、年末調整など、周辺業務で利用しているシステムとの関係も確認する必要があります。連携方法や対象データはシステムごとに異なるため、「連携できるか」だけでなく、「どの情報を、どの形式で、どのタイミングに受け渡せるか」まで確認しましょう。
| 連携対象 | 確認したいポイント |
|---|---|
| 勤怠管理 | 勤務時間、残業時間、休暇、遅刻・早退などのデータを正しく取り込めるか |
| 人事情報 | 従業員情報、所属、雇用形態、住所、扶養情報などを二重入力せずに管理できるか |
| 会計・仕訳 | 給与仕訳や部門別の集計結果を、利用中の会計システムへ引き渡せるか |
| 振込業務 | 給与振込に必要なデータを自社の金融機関や運用方法に合わせて作成できるか |
| データ出力 | CSVなどで必要な項目を出力できるか、出力後に加工が必要になるか |
既存システムと連携できない場合は、CSVファイルによるデータの受け渡しや手入力が必要になることがあります。二重入力が残ると、入力漏れや転記ミスの原因になるだけでなく、給与計算の締め作業にも時間がかかります。
また、従業員情報を複数のシステムで管理する場合は、氏名や従業員番号、所属などの登録内容を統一しておく必要があります。システムごとに従業員番号が異なると、データ連携後に対象者を照合する作業が発生するためです。
導入前には、現在利用しているシステム名、連携したいデータ項目、更新の担当者、データを受け渡す頻度を整理しておきましょう。既存システムとの連携範囲と、連携できない場合に発生する手作業を把握しておくことが、導入後の負担を見積もるポイントです。
6. KING OF TIME 給与がおすすめの企業
KING OF TIME 給与は、給与計算にかかる事務作業を効率化し、勤怠管理から給与支給までの業務をクラウド上でまとめて管理したい企業に向いています。特に、毎月の勤怠データを給与計算へ手入力している企業や、給与明細を紙で配付している企業では、業務フローの見直しにつながります。
一方で、給与規定や計算方法は企業ごとに異なるため、導入前に自社の給与体系や既存の人事・会計システムとの適合性を確認することが大切です。
| おすすめの企業 | 主な理由 |
|---|---|
| 勤怠管理と給与計算を一元化したい企業 | 勤怠情報を給与計算に活用しやすく、転記作業や確認作業の負担を減らせるため |
| 給与計算を効率化したい中小企業 | 給与担当者が少ない企業でも、クラウド上で給与業務を管理しやすいため |
| テレワークに対応したい企業 | インターネット環境を利用して、場所に左右されにくい給与業務を実現しやすいため |
6.1 勤怠管理と給与計算を一元化したい企業
勤怠管理と給与計算を別々の方法で処理している企業に、KING OF TIME 給与は適しています。タイムカードや勤怠管理システムの情報を給与計算へ転記している場合、入力作業に時間がかかるだけでなく、勤務時間や残業時間の入力ミスが発生する可能性もあります。
勤怠管理から給与計算までの業務を一つの流れで管理したい企業であれば、毎月の給与計算に必要なデータを確認しやすくなります。出退勤時刻、労働時間、残業時間、休暇取得状況などをもとに給与計算を行う体制を整えたい場合にも向いています。
給与担当者と勤怠管理担当者が異なる企業でも、同じクラウド環境で情報を管理することで、部門間のデータ受け渡しを効率化しやすくなります。
6.2 給与計算を効率化したい中小企業
給与担当者が限られている中小企業では、毎月の給与計算や給与明細の作成に多くの時間を割くことがあります。従業員数が増えると、基本給や各種手当、残業代、社会保険料、所得税などの確認項目も増え、担当者の負担が大きくなりがちです。
KING OF TIME 給与は、給与計算に関する情報をクラウドで管理し、定型的な作業を効率化したい企業に適しています。給与計算を担当する人員を増やさずに、毎月の給与業務を安定させたい中小企業にとって、導入を検討しやすいサービスです。
また、給与担当者が休暇や退職などで不在になった場合でも、必要な情報を確認できる体制を整えやすくなります。担当者の経験や手作業だけに依存している給与業務を見直したい企業にもおすすめです。
6.3 テレワークに対応したい企業
テレワークを導入している企業や、給与担当者が複数の拠点で業務を行っている企業にも、KING OF TIME 給与は適しています。クラウド型の給与計算システムであれば、社内の特定のパソコンに保存された給与データを確認する運用から、インターネットを利用して必要な情報を管理する運用へ移行しやすくなります。
出社せずに給与計算や給与業務を進められる環境を整えたい企業では、勤務場所に左右されにくい業務体制を構築できます。給与担当者だけでなく、管理者による確認や承認が必要な場合にも、オンラインでの業務フローを検討しやすくなります。
ただし、テレワークで利用する場合は、アカウントの権限設定やパスワード管理など、給与情報を安全に扱うための社内ルールも整備しましょう。従業員の個人情報や支給額などを取り扱うため、利用端末や通信環境を含めた情報管理が重要です。
7. KING OF TIME 給与の導入手順
KING OF TIME 給与を導入するときは、利用環境や契約内容を確認したうえで、従業員情報、給与規定、計算条件などを順番に設定します。設定後は、過去の給与データや勤怠情報をもとにテスト計算を行い、実際の支給額や帳票の内容に問題がないことを確認してから本運用へ移行しましょう。
給与の締め日や支給日、従業員の入社・退社情報などを正しく登録することが、導入時の重要なポイントです。担当者だけで判断せず、給与担当者や人事担当者、必要に応じて社会保険労務士や税理士などにも確認しながら進めると、設定ミスを防ぎやすくなります。
| 手順 | 主な作業 | 確認する内容 |
|---|---|---|
| 1 | 利用環境と料金を確認する | 契約内容、管理者アカウント、利用人数、利用開始時期 |
| 2 | 従業員情報と給与情報を登録する | 氏名、所属、雇用区分、給与形態、控除項目など |
| 3 | 給与規定と計算条件を設定する | 締め日、支給日、手当、控除、社会保険料、税金の計算条件 |
| 4 | 勤怠データを連携する | 対象期間、勤怠の確定状況、時間項目と給与項目の対応関係 |
| 5 | テスト計算を行って運用を開始する | 支給額、控除額、差引支給額、給与明細、振込用データの内容 |
7.1 利用環境と料金を確認する
最初に、KING OF TIME 給与を利用するための契約内容と利用環境を確認します。給与計算を担当する管理者を決め、管理画面へアクセスするためのアカウントや権限を準備しましょう。
導入前には、次の内容を社内で整理しておくとスムーズです。
- 給与計算の対象となる従業員数
- 給与計算を担当する部署と担当者
- 給与計算を開始する月
- 現在利用している給与計算ソフトや人事システム
- 勤怠管理で利用しているKING OF TIMEの契約状況
- 給与明細の配布方法や従業員の閲覧環境
利用する機能や契約内容によって確認事項が異なる場合があるため、申し込み前に公式の案内や契約条件を確認してください。すでにKING OF TIMEの勤怠管理を利用している場合は、現在の従業員マスターや締め設定を給与計算にどのように引き継ぐかも確認しておく必要があります。
また、導入時期は給与の締め日と支給日を考慮して決めます。給与計算の途中でシステムを切り替えると、旧システムとの二重管理やデータの確認が必要になるため、給与計算の区切りがよい月から開始できるようにスケジュールを設定することが大切です。
7.2 従業員情報と給与情報を登録する
利用環境を準備したら、給与計算に必要な従業員情報を登録します。登録内容に誤りがあると、給与明細の表示や税金、社会保険料の計算結果に影響する可能性があるため、原本となる人事情報と照合しながら入力しましょう。
一般的には、次のような情報を確認して登録します。
- 氏名、従業員コード、生年月日
- 所属、役職、雇用区分
- 入社日、退職日、休職などの在籍情報
- 給与形態が月給制、日給制、時給制のいずれに該当するか
- 基本給、固定手当、変動手当
- 銀行口座などの給与振込に必要な情報
- 扶養親族や税区分など、税計算に関係する情報
- 社会保険や雇用保険に関する情報
従業員数が多い企業では、利用できるデータ取り込み方法を確認し、既存の従業員情報を活用できるか検討します。データを取り込む場合は、項目名や文字形式、必須項目を確認し、取り込み後に人数や氏名が正しく反映されているかを確認してください。
給与情報を登録するときは、基本給だけでなく、役職手当、住宅手当、通勤手当、時間外勤務に関する手当など、自社で使用する支給項目を整理します。控除項目についても、社会保険料、雇用保険料、所得税、住民税、社宅費、財形貯蓄などの有無を確認します。
過去の給与計算から引き継ぐ情報がある場合は、いつの時点のデータを登録するかを決めておきましょう。年の途中で利用を開始する場合は、年末調整や年間の給与集計に関係する情報について、必要なデータの範囲を事前に確認することが重要です。
7.3 給与規定と計算条件を設定する
次に、自社の給与規定に合わせて給与計算の条件を設定します。給与の締め日と支給日、給与計算の対象期間、支給項目、控除項目などを登録し、実際の就業規則や賃金規程と内容が一致しているか確認します。
特に、次の項目は導入前に整理しておきましょう。
| 設定項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 給与期間 | 何日から何日までの勤務分を計算するか |
| 締め日と支給日 | 給与計算を締める日と、従業員へ支給する日 |
| 支給項目 | 基本給、時間外手当、各種手当、欠勤控除など |
| 控除項目 | 社会保険料、雇用保険料、所得税、住民税、その他の控除 |
| 端数処理 | 金額や時間を計算するときの丸め方や端数の扱い |
| 従業員区分 | 正社員、契約社員、パート、アルバイトなどの計算区分 |
固定給の従業員と時給制の従業員がいる場合など、雇用区分によって計算方法が異なるときは、それぞれの条件を分けて確認します。遅刻や欠勤、遅早、休職などを給与へ反映する場合は、勤怠項目と控除や支給項目の関係も整理しておく必要があります。
また、割増賃金の計算や手当の支給条件など、自社独自の規定がある場合は、設定だけで対応できるかを確認しましょう。複雑な計算条件を無理に登録すると、想定と異なる結果になることがあります。設定方法が判断できない場合は、公式サポートや専門家へ確認し、計算根拠を社内で共有しておくと安心です。
設定画面に登録した内容ではなく、実際の給与規定と計算結果が一致するかを確認することが重要です。設定後は、代表的な従業員を複数パターン選び、基本給、手当、控除、差引支給額の計算結果を確認します。
7.4 勤怠データを連携する
給与規定と計算条件を設定したら、KING OF TIMEの勤怠管理で集計したデータを給与計算へ連携します。連携前に、対象となる給与期間の勤怠が入力・承認され、未確定の打刻や申請が残っていないことを確認してください。
勤怠データを連携するときは、次の点を確認します。
- 給与計算の対象期間と勤怠の集計期間が一致しているか
- 出勤日数、勤務時間、残業時間、深夜勤務時間などが正しく集計されているか
- 有給休暇、欠勤、遅刻、早退などの情報が正しく反映されているか
- 勤怠項目と給与の支給・控除項目の対応関係に誤りがないか
- 締め処理後に勤怠を修正した場合の再連携方法を確認しているか
勤怠管理側で承認が必要な申請や管理者による確定処理が残っていると、給与計算に反映されるデータが不完全になることがあります。連携前に勤怠管理の画面でエラーや未処理の申請を確認し、必要な修正を済ませておきましょう。
連携後は、勤怠管理に表示される集計結果と給与計算へ取り込まれた内容を照合します。特に、時間外勤務手当や欠勤控除など、金額に直接影響する項目は、従業員を抽出して個別に確認することが大切です。
連携方法や操作手順は、契約状況やシステムの設定によって異なる場合があります。実際の操作では、管理画面に表示される案内や最新のサポート情報を確認しながら進めてください。
7.5 テスト計算を行って運用を開始する
すべての初期設定と勤怠データの連携が完了したら、本番の給与を確定する前にテスト計算を行います。テスト計算では、従業員の給与額が正しいかだけでなく、給与明細の表示内容や集計結果も確認します。
テスト対象には、次のような異なるケースの従業員を含めると、設定ミスを見つけやすくなります。
- 固定給で通常勤務をしている従業員
- 時間外勤務や深夜勤務がある従業員
- 時給制や日給制の従業員
- 欠勤、遅刻、早退、有給休暇がある従業員
- 各種手当や控除がある従業員
- 入社や退職、休職などの異動がある従業員
テスト計算では、次の金額や項目を給与計算前の資料と照合します。
| 確認対象 | 確認するポイント |
|---|---|
| 勤怠集計 | 勤務日数、労働時間、残業時間、休暇や欠勤が正しく反映されているか |
| 支給額 | 基本給、時間外手当、各種手当、欠勤控除などが規定どおりか |
| 控除額 | 社会保険料、雇用保険料、所得税、住民税などが想定どおりか |
| 差引支給額 | 支給額から控除額を差し引いた金額に誤りがないか |
| 給与明細 | 従業員名、対象期間、支給項目、控除項目、支給額が正しく表示されているか |
| 振込処理 | 給与振込に使用するデータの対象者、金額、支給日が正しいか |
計算結果に誤りがあった場合は、従業員情報、給与項目、勤怠データ、計算条件のどこに原因があるかを切り分けます。設定を修正した後は、同じ従業員だけでなく、影響を受ける可能性がある従業員についても再計算して確認しましょう。
テスト計算で問題がないことを確認したら、給与担当者と承認者の作業手順を決めます。毎月の基本的な流れを、勤怠の締め、データ確認、給与計算、承認、給与明細の公開、振込処理のように整理し、担当者と期限を明確にしておくと運用が安定します。
本運用開始後も、最初の数回は旧システムや従来の計算資料と結果を比較し、差異がないか確認します。法改正や就業規則の変更、従業員の入社・退職などがあった場合は、設定内容と計算結果を見直し、変更履歴や確認記録を社内で管理しましょう。
8. KING OF TIME 給与に関するよくある質問
8.1 給与計算だけで利用できるか
KING OF TIME 給与は、勤怠管理を利用せずに給与計算のみで利用できます。すでに別の勤怠管理システムを利用している場合や、給与計算機能だけをクラウド化したい場合にも導入を検討できます。
ただし、KING OF TIMEの勤怠管理と連携しない場合は、勤務時間や残業時間、欠勤日数などの勤怠情報を手入力するか、所定の方法で取り込む必要があります。勤怠管理から給与計算まで一元化したい場合は、両サービスの連携可否や利用条件を事前に確認しましょう。
給与計算のみで利用する場合でも、従業員情報、支給項目、控除項目、社会保険料、税額などの初期設定が必要です。導入前に、現在の給与計算で使用している項目を整理しておくと、設定を進めやすくなります。
8.2 年末調整に対応しているか
KING OF TIME 給与は、年末調整に関する業務に対応しています。従業員から必要な情報を収集し、給与計算や税務処理に必要な情報を管理できます。
年末調整では、扶養親族、配偶者、生命保険料、地震保険料、住宅借入金等特別控除など、従業員ごとに確認する項目が異なります。年末調整を開始する前に、対象となる申告項目や利用できる機能の範囲を確認することが重要です。
また、年末調整の申告内容を給与計算へ反映する時期や、源泉徴収票などの帳票をどのように扱うかは、利用する機能や運用方法によって異なる場合があります。最新の対応状況については、KING OF TIME公式サイトで確認してください。
8.3 給与明細をスマートフォンで確認できるか
KING OF TIME 給与で発行した給与明細は、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなどのインターネットに接続できる端末から確認できます。従業員は、会社から案内された利用環境とログイン情報を使って、Web上で給与明細を閲覧します。
給与明細をWebで配信すれば、紙の明細書を印刷して配布する作業を減らせます。過去の給与明細を確認できるため、従業員が紛失した明細書の再発行を依頼する手間を抑えられる点もメリットです。
ただし、スマートフォンでの閲覧には、対応ブラウザや端末の設定、ログイン方法などの確認が必要です。利用開始前に、従業員へログイン手順やパスワードの管理方法を案内しておきましょう。
8.4 サポートを受けられるか
KING OF TIMEでは、サービスの利用方法や設定に関するサポートを受けられます。給与計算の初期設定、従業員情報の登録、給与項目の設定、勤怠データの連携などで不明点がある場合は、公式のサポート窓口やヘルプ情報を確認できます。
給与計算は、設定した支給項目や控除項目によって計算結果が変わるため、導入後すぐに本番運用へ移行するのではなく、過去の給与データなどを使ってテスト計算を行うことが大切です。計算結果に疑問がある場合は、設定内容と計算条件を整理してから問い合わせると、確認がスムーズです。
サポートの受付方法や対応時間、導入支援の範囲は、契約内容や時期によって変更される可能性があります。契約前に、KING OF TIMEのサポート情報で利用できる窓口と対応範囲を確認しておきましょう。
9. まとめ
KING OF TIME 給与は、クラウド上で給与計算に関する業務を行えるサービスです。勤怠管理サービス「KING OF TIME」と連携して利用できるため、毎月の給与計算で発生しやすい勤怠情報の転記作業を減らし、給与計算に必要な情報を一元管理しやすくなります。
主な機能には、給与計算や賞与計算、勤怠データの連携、給与明細のWeb配信、社会保険料や税金の計算、振込用データの作成などがあります。給与明細を電子化すれば、紙の印刷や封入、配布にかかる作業も見直せます。また、クラウド型のサービスであるため、インターネット環境を利用して、場所を問わず給与業務を進めやすい点も特徴です。
特に、すでにKING OF TIMEで勤怠管理を行っている企業や、勤怠管理と給与計算を別々に処理している企業にとって、業務の効率化を検討しやすい選択肢といえます。勤怠データを給与計算へ活用することで、転記ミスの防止や担当者の作業時間削減につながる可能性があります。給与明細のペーパーレス化やテレワークへの対応を進めたい企業にも適しています。
一方で、導入すればすべての給与業務が自動化されるわけではありません。自社の給与規定、手当、控除、締め日、支給日などを整理したうえで、サービスの対応範囲や設定方法を確認する必要があります。複雑な給与体系を採用している場合や、既存の給与・会計システムと連携したい場合は、導入前に対応可否を確認しておくことが重要です。
料金についても、利用する機能や従業員数、契約内容によって確認すべき点が異なります。月額料金だけで判断せず、初期費用、追加機能の料金、サポート内容、無料トライアルの条件などを公式情報で確認しましょう。料金や機能、法改正への対応状況は変更される場合があるため、導入時点の最新情報を確認することが大切です。
KING OF TIME 給与を導入する際は、従業員情報や給与情報を登録し、給与規定と計算条件を設定したうえで、勤怠データを連携します。その後、実際の給与支給前にテスト計算を行い、計算結果や明細内容を確認してから本稼働へ移行します。自社の業務フローと必要な機能を整理し、公式サイトや提供元への確認を行ってから導入を判断することが、スムーズな運用につながります。
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